保護について

当会には様々な理由でペットを飼育出来なくなった相談が寄せられます。
どれもが、離婚、アレルギー、失業、経済的な事情、自分自身の病気、出産や介護による家族の形態が変わる、多頭になり飼育しきれなくなった、ペットを飼育出来ない住宅への引っ越し、しつけが出来ない等々、どれもが人間側の都合に起因するもので、弱い立場のペットが犠牲になっています。
最近顕著になっているのは、高齢者による犬猫の放棄相談で、飼い主自身が高齢になり、ペットの世話をすることができなくなったり、入院や施設への入居するが、ペットを引き取れる親族がいない、中には孤独死でペットが残されていたという事例も頻繁に起きています。
終生愛育できないのであれば、最初からペットを飼わないことも愛情なのです。
飼い主がペットを飼う前によく考えていれば、起きずに済んだことかもしれません。
最期まで責任を持って飼う飼い主として当たり前の責任を果たせなかった結果、多くの尊い命が奪われています。

個人からの引取りに関して
しっぽのパラソルでは、猫と人の共存出来る街づくりが活動の基軸となっております。
人々が生んだ野猫問題は猫の問題ではなく人が作り上げた問題だと考えており様々な問題に取り組んでまいりました。
近年増加傾向にあるペットの飼い主さまの病気や高齢化、特別な諸事情などで飼養できなくなったペットをお預かりして、新たな飼い主さんを探す業務を有償(預かり代として1頭50,000円・月々の飼育料は別途)で行うこととなりました。
「捨てられていた猫を引き取り、新しい飼い主さんを探す」という保護相談もお受けいたしますが、「拾われた方の責任」として費用をご負担ください。
内容等詳細はホームページ「お問合せ」からメール及びLINEでお問合せください。

動物を保護された方へ
しっぽのパラソルには毎日、捨て猫の保護依頼の相談が入ります。 しかし、人間が倒れていれば救急車が来て助けてくれるように、動物の命を当然のこととして助けてくれる機関や組織は日本にはありません。
動物保護の原則は「拾った人自身が責任をもつこと」です。 所有者不明の動物は、拾った人自身が責任をもたなければ誰も助けてはくれません。
また、一時的に拾った後、その動物を飼養できず再び元の場所に戻せば、その人も罪に問われることになります。 ※「動物愛護管理法」により、動物の遺棄は100万円以下の罰金が科せられます。
命を保護するということは、食費・治療費、世話をする人、環境や設備など、 “飼う”に等しい大きな責任を伴うことであり、安易に人に依頼するものではありません。
厳しい言い方ですが、それは責任転嫁です。
可哀相という気持ちだけでは、命を救うことはできません。 「自分の目の前にいる猫を助けてほしい」という気持ちはわかりますが、 私達だけで全ての猫を救うことは到底不可能です。 私達自身も毎日のように、目の前の命を救うか諦めるか、苦渋の選択をしているのです。 助けてくださる方が多ければ多いほど、多くの命は救われます。 そのためにもまずはご自身で保護できるかどうかをよく考え、努力していただくようお願いいたします。
新しい飼い主探しのアドバイスなど可能な限りのご協力はさせていただきますので、 上記内容をご理解の上ご相談ください。

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第二種動物取扱業登録済